子どもたちと向き合う木材資源
過日、当館敷地内の木を活用した「伐倒体験」を、
「富士山アウトドアミュージアム」様のプログラムとして実施しました。
https://fom3776.com/ (HPリンクです、ご参考までに)
「木を倒すことは環境保全なのか」というお考えもあって然りです。
目的を持った伐倒は、森林全体の持続のためには欠かせません。
(間伐として影となる木を取り除き、他木に光合成を促す等)
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今回伐倒するのは「白樺」の木です。
他木への日当たりを確保するため間伐を目的として実施しました。
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総出で木を引き倒します。
この時メキメキと音を立てて倒れていく姿は、
若干の物悲しさを覚えさせました。
無駄に倒しているわけではないと頭では分かっているのですが・・・
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伐倒後です。
こうしてマジマジと木を見てみると枝葉が意外に多く感じます。
下から見上げるのとは全然違うことを実感しました。
その後は子ども達の手により枝を取り除く作業が行われました。
余すことなく利活用するのが本プログラムの目的ですので、
取った枝葉は当館敷地内の腐葉土として、
丸太は製材を経て木材として活用していきます。
昨今のキャンプブームで、焚火も人気があるようです。
焚火では木を「燃やす」活用をしていますが、
「燃やさない」活用をテーマとしたのが本プログラムです。
形として残す木材は吸収してきたCO2の排出もありませんし、
何よりインテリア・家具など活用方法は広いです。
富士山アウトドアミュージアム様とは、
教育旅行向けにプログラムを一緒に企画していきたいと考えています。
伐倒はそう何度も出来るものではありませんが、
自然に触れるコンテンツ作りの必要性を大いに感じました。